茨城交通湊鉄道線からひたちなか海浜鉄道へ

4月から市民鉄道として、
第三セクターの新会社ひたちなか海浜鉄道の運営になり、
生まれ変わった「湊線」

今回は、湊線利用者であるひたちなか市の広報広聴課長、
黒澤克明さんから、湊線についての思い出を語っていただきました。


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茨城交通湊線が、この4月1日より
ひたちなか海浜鉄道(湊線)」として
新たな歩みをスタートすることになった。
湊線愛好者の市民として安心したと同時に、
マイレール意識を強くしたと思いたい。


湊線の存廃が取りざたされてからの、ここ1、2年は
気の重くなる日々だった気がしている。
というのも、小さき頃から現在に至るまで、
なんだかんだと言っても優に40年以上
湊線に身をゆだねている自分であるからである。



住まいが最寄り駅から1、2分のところに位置していることから、
良くも悪くも毎日、大げさに言えば1年365日、
車両の発着時に聞こえる音色や乗降客の飛び交う声などから
湊線を肌で感じてきた部分がある。
実際に湊線に乗り始めるのは
高校へ通うようになってからであるが。



小学校時代はもっぱら遊び場所として、神社の境内とともに
駅前広場、プラットホームがナイススポットだった。
ホームの高台からは太平洋、白砂青松の海水浴場も
臨むこともできたものだ。


その後、高校・大学とも近隣地域だったから
定期券での利用となる。
今でこそ湊線で海が見えるスポットとして、ポスターなどには
沢メキの踏み切り付近が多く露出されているが、
その頃は殿山・平磯間は間近に、平磯・磯崎間は間遠に
海を眺めることができたものである。



その後、勤務先も何と地元になってしまったものだから、
湊線は完全に足となり現在に至っている。
定期通勤の現在では、勤務時の往復はもとより、
土曜・日曜も頻繁に利用している。
土・日なんか、一日に何回も違う駅で乗り降りしているものだから
茨交の乗務員には、よくずうずうしく何回も乗っていられものだと
思われているのではないかなと危惧している部分もある。



馬齢を重ねた今、休日などには上述のように
各駅下車などを楽しんでいる自分がいる。


たとえば、湊線には9駅あるのだが、それぞれ味わいがある。
平磯駅殿山駅那珂湊駅での下車は、統計的に
どういう訳か知らないが、夜が多いようだ。
中根駅下車は虎塚古墳や中根八景めぐりの散策に、
また、日工駅下車は市文化会館での芸術鑑賞などの催事等に
利用しているなどなどである。


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湊鉄道線の利用促進運動を主な活動とし,
地域の活性化と湊線の存続を目的として設置された
“湊線”を応援する市民団体「おらが湊鐵道応援団」
現在では,2,000名以上の方が団員となっています。



「おらが湊鐵道応援団」では,団員を募集しています。
詳しくは,ホームページをご覧下さい。
   ↓ ↓ ↓
 「おらが湊鐵道応援団」
http://finder.music.coocan.jp/minatrain/


[志]