終戦記念日に考える

みなさん,こんにちは。
まもなく,終戦記念日。今日はひたちなか地区の歴史についてご紹介します。


今は国際港湾公園都ビジネス&プレジャーのまちとして,
明るく楽しいイメージのひたちなか地区ですが,
先の大戦前には旧日本軍の水戸陸軍飛行学校が置かれ,多くの若者が戦地へ飛び立ちました。
また,終戦後は連合国軍に接収されアメリカ空軍の対地射爆撃場として利用されましたが,
訓練に伴う轟音のほか,地域の方が犠牲となる誤爆や誤射が頻発しました。
返還運動の末,昭和48年,ついに日本政府へ返還されたこの広大な跡地が
ひたちなか地区として整備されたのです。
花咲く国営ひたち海浜公園に,1日いても飽きがこない大型商業施設
産業集積の常陸那珂工業団地に,国際物流拠点の茨城港常陸那珂港など,
平和な時代となり,この地区は飛躍的な変化をとげました。
←昭和47年頃のひたちなか地区
←平成20年頃のひたちなか地区

国営ひたち海浜公園では,記念の森レストハウス内に「歴史ギャラリー」を設けており,
公園ができる以前の人々の様子や,発見された不発弾などが展示されています。

また那珂湊運動公園隣の水戸つばさの塔公園では,陸軍学校の門柱や戦闘機の部品が置かれています。

今もこの地球上から戦火は消えていません。
みなさんも,この機会に訪れ,平和について考えてみませんか。


国営ひたち海浜公園ホームページ http://www.hitachikaihin.jp/


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