一足早い春を感じてみませんか?


1月に入り,冷え込みが厳しく寒い日が続いています。
暦の上では,まもなく1年で最も寒さの厳しい「大寒」ですが,いかがお過ごしですか。
まだまだ春は遠いですが,一足早い春を感じてみませんか。


国営ひたち海浜公園内にある「スイセンの丘」では,
春花の代表の「ナノハナ」が咲いています。
今年から「スイセンの丘」の北東側に,耐寒性が強く,
厳寒期に咲くナノハナの品種「伏見寒咲(ふしみかんざき)」を植えました。
これは,寒さ厳しい時期,ご来園いただいたお客様に陽春を思わせる風景を
楽しんでいただこうという心暖まる国営ひたち海浜公園からの計らいのようです。
また,隣接するスイセンの品種見本園では,
冬咲きの原種系ミニスイセンメサトランティカス”も咲いています。


ここで少し花の解説をしましょう。
まず,ナノハナは,アブラナ科一年草で,原産地は南ヨーロッパです。
花が咲いた後,中に1mm程の無数の種が入った細長い莢(さや)状の実をつけます。
種は油分が多く,種を絞ると菜種油が採れます。



次に,メサトランティカスは,ヒガンバナ科スイセン属で,
原種に分類される早咲きスイセンの品種です。
15cm程の草丈に,小さなクリーム色の可愛らしい花をつけます。
スイセンの他の多くの品種が芽を出さないうちに開花します。



このように,一足早い春が感じられる国営ひたち海浜公園
足を運んでみてはいかがでしょうか。


国営ひたち海浜公園
http://www.ktr.mlit.go.jp/kaihin


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