シリーズ「突撃!イベント主催者インタビュー」その2


さあ、前回の「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」に続きまして、
ひたちなか地区で楽しめるビッグイベントの主催者を訪ねるシリーズ、の第2弾です。


今回は、自動車安全運転センター安全運転中央研修所で毎年開催されている
ツール・ド・ジャパン」。
http://tour-du-japon.com/
主催する日刊スポーツ新聞社さんを訪ねてまいりました。



ツール・ド・ジャパンは、その誕生が1984年と
日本における自転車の市民レースとしては歴史あるイベント。
今では、国内最大級の市民サイクルロードレースとしてすっかり定着するとともに、
近年の健康志向やエコ志向に支えられた自転車ブームにも乗って
ますます盛り上がりを見せています。



ご対応をいただいたのは、企画事業本部の井上さん
今年からツール・ド・ジャパンの担当に抜てきされた九州男児です。
ちょうど第1戦の川越ステージの参加募集も始まり、
これを皮切りに年間5戦が行われる
2009年シリーズの準備に余念が無いといったところです。


―――お話を伺いました。


Q 今年も第3戦で「ひたちなかステージ」が開催されるということで、
  私どもも楽しみにしております。ひたちなかの魅力をお聞かせください。
A まずはコースですね。あの広大なサーキット(自動車安全運転センター高速周回路)を
  思いっきり走れるということが最大の魅力です。
  車でのアクセスが良いということもライダーには大変うれしい事です。


Q 参加者はどれくらいなのですか?
A ひたちなかステージでは1000人くらいでしょうか。
  自転車の人気が高まってきたこともあり、年々増えています。
  やはり関東からの参加が一番多いのですが、茨城県の方は意外と少ないですかね。


Q 茨城にも自転車が好きな人はたくさんいると思いますが、
  施設の中なので、人目に付きにくいのかもしれませんね。
A そうですね、整備されたサーキットで走れるメリットとは相反するのですが、
  一般の方にレースの様子を見ていただけないことが、残念と言えば残念です。


Q 四日市や西湖のステージは、公道でのレースですね。
A ええ、地元の方の熱意と協力もあって大変盛況です。
  ひたちなか地区も、海沿いの景色などの環境がすばらしいので、
  ぜひ実現したいところですね。
  公道レースが可能になれば、日程も2日間にできます。
  そうすれば、地元への宿泊客を増やすことにもつながるのではないでしょうか。
  一般の方も、レースを見れば、さらに自転車への関心も高まるでしょうし。



Q 今年のひたちなかステージは、6月28日ですね。
  何かレースを盛り上げるイベントなどは、もうお決まりなのですか?
A いえ、まだ白紙の状態で、これから詰めていきます。
  例えば、これは地元の方と調整しながらになりますが、
  屋台村などで食事面を充実させたりできればと思っています。


―――ありがとうございました。


今回、機会あって「ロッキングオン」、「日刊スポーツ新聞社」を訪れてきましたが、
彼らが「ひたちなか地区」へもたらしたイベントによって、
たくさんの方が「ひたちなか地区」を訪れ、
交流を生み出しているという事実をあらためて実感したところです。
同時に、迎える側の立場としての私たちには、
訪れるお客様がさらに満足し、且つ地域の発展につながるような
仕掛けづくりが求められているのかもしれません。


[瀧]