ひたちなか地区視察3日目(茨城県土地販売推進東京本部)

皆さん、こんにちは!
インターンシップ生の坂元です。
今回は、茨城県保有する土地の販売についてご紹介します。


茨城県は平成25年3月31日の時点で、約1012haの土地を保有しています。
その土地を早期に処分することを目的として設置された茨城県土地販売推進本部というものがあります。
土地販売推進本部は、工業団地を除く土地を一元的に管理し、新たな土地需要の掘り起こしを図っている組織です。
この組織の働きもあり平成24年度は、計画していた土地面積の1,5倍もの土地の処分に成功しました。


土地販売推進本部は、土地の早期処分のために2つの制度を採用しています。
1つは、茨城県内に事業所等を新設した企業を対象に県税課税を免除する、という制度です。
対象事業が製造業や運輸業、卸売業等6つの事業に限られ、また県税を滞納していない、などといった条件はありますが、法人事業税(3年間)不動産取得税の課税免除は大きなメリットですよね。
もう1つは、茨城県の専業用地をお求めになる方を、宅建業者さんなどから紹介していただく媒介制度です。
紹介いただいた方と茨城県等の売買契約が無事完了した場合には、譲渡であれば土地譲渡価格の3%と消費税及び地方消費税が、事業用定期借地権であれば月額賃料と消費税及び地方消費税が、上限を3000万円(消費税、地方消費税を除く)として媒介報酬が支払われます。
ちなみに、1つ目の制度の対象となる地域は茨城県内全域ですが、2つ目の制度の対象となる地域は、葛城地区や萱丸地区、ひたちなか地区といった9地区の中の指定された画地のみとなりますのでご注意ください。


私は葛城地区の近くに住んでいるのですが、この地区は、つくばエクスプレスが通っていることから東京へのアクセスが容易であることはもちろん、周辺に筑波大学竹園高校といった学校があるので若者の賑わいもあり、活気に溢れています。
今年の夏にはコストコさんがオープンしてさらに便利でにぎやかになりました!

そして、今回インターン生として視察させていただいているひたちなか地区は、茨城港常陸那珂港などを核とするプロジェクトが進められており、北関東の中核都市として総合的な発展を先導するだろうという大きな期待のある、将来性に満ちた地区です。
この地区に直結している北関東自動車道により、首都圏、北関東エリアへのアクセスが抜群であり、今注目の茨城空港へは車で約30分の距離です。
また、国営ひたち海浜公園は、四季折々の自然を楽しめるだけではなく、ROCK IN JAPAN FESTIVALやオータムフェスティバルといった大人気のイベントもあり、県外からも多数の人々が訪れます
参考までにひたちなか地区の工業団地は下の赤い線で囲った枠内です。

そして商業業務地。


茨城県にはまだまだ開発途中で自然が豊か過ぎる地域もありますし、未完成の道路もそれなりにあります。
しかし、首都圏に近く、アクセスも容易である上、広大な土地や自然との調和、といった首都圏にはない優れたメリットがあります。しかも、今なら2つの制度で特典を得られます。
「なめんなよ(はーと)いばらき県」のスローガンの通り、茨城にはまだまだ知られていない魅力がたくさんあります。
ぜひ多くの企業さんに茨城県に実際に来ていただき、その良さに触れて欲しいですね。
皆さんがいらっしゃるのをハッスル黄門ともどもお待ちしております!


茨城県総務部土地販売推進本部:http://www.pref.ibaraki.jp/soumu/tochihan/