ひたちなか地区視察2日目(常陸那珂火力発電所)

皆さん、こんにちは!
インターンシップ生の坂元です。

今回は常陸那珂火力発電所をご紹介します。


常陸那珂火力発電所は、ひたちなか地区茨城港常陸那珂港区北ふ頭に位置する石炭を燃料とした火力発電所です。
現在常陸那珂火力発電所には、最大出力100万kwの発電設備が2基あり、これにより発電を行っています。
1号機は平成15年12月から営業運転を開始しており、2号機は現在試運転期間中で今年の12月から営業運転を開始する予定です。

今回特別に、一般には立ち入れない場所を見学させていただきました!
火力発電の仕組みを簡単にご説明しますと、
まず、石炭を微粉炭機に送り細かな粉末(小麦粉より細かい!)にします。
粉末となった石炭はボイラへ送られ燃やされます
ボイラでは、その燃焼により水が蒸気になるのですが、その蒸気の力でタービンを回転させ発電します。
常陸那珂火力発電所ではタービン建屋という場所にタービンがあり、そこも見学させていただきました。
大変大きなものなのですが、それを動かすとは蒸気恐るべし・・・


続いてボイラなどがある建物の屋上に連れて行っていただきました。
いやー絶景でした!!
常陸那珂火力発電所の周辺を一望でき、普通は見ることのできないアングルからひたちなか地区を見られるなど、贅沢な体験をしました!
私のカメラ技術ではお伝えし切れませんが、こんな感じです。
 
遠くの高い建物は茨城県庁でしょうか?


発電に用いる石炭は海外から船で運ばれるのですが、もちろんすぐに燃やすわけではありません。
船で運ばれてきた石炭は一度、貯炭場と呼ばれる場所に移されて保管されます。
貯炭場には石炭の粉塵対策として、遮風フェンスや散水装置が設置されており、貯炭場から石炭を運ぶ際には密閉式のベルトコンベアが採用され、環境に配慮されています。
そんな貯炭場を間近で見させていただきました!

当たり前ですが山のようにあります!
ちなみに、石炭を燃やした際に出る灰は茨城港常陸那珂港区の埋立てに用いられています。


今回、設備を見学し、働いている人や材料となる石炭を見ることで、電気は作られているという当然のことを改めて感じることができました。
電気を作ってくださっている方や環境のためにも、節電を心がけたいものですね。