オオウメガサソウ
たびたびブログで紹介している国営ひたち海浜公園。
今回は、期間限定で貴重な体験ができるイベントの紹介をします。
その内容は,野生植物の保護・育成のために、通常は立ち入り禁止となっている
植物保護区の特別開放が行われます。
植物保護区では、稀少植物のオオウメガサソウが咲いています。
オオウメガサソウとは、北半球の冷温帯から亜寒帯を中心に分布し、
日本では,北海道、青森県、国営ひたち海浜公園などごく限られた
場所に自生しています。
その中でも、国営ひたち海浜公園が世界の南限地とされています。
森に舞い降りた妖精のように、高さ10cmほどの小さな姿に、
梅に似た可憐な薄紅色の花です。
貴重な植物として、環境省レッドデータブックでは準絶滅危惧種、
茨城県レッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されています。
そんなオオウメガサソウをはじめ、ウメガサソウ、イチヤクソウ等の稀少植物を
見ることができるガイドツアーの期間等は以下のとおりです。
・期間
6月14日(土)〜6月22日(日) ※但し、休園日の16日(月)を除く
・場所
ひたちなか自然の森
・その他
ひたちなか自然の森入口に受付テントが設置されています。
定期的に1日7回(土日は8回)、所要時間40分のガイドツアーが行われます。
1回のガイドツアーの催行人数は30名です。
国営ひたち海浜公園に訪れたことがある方、ない方も
この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
国営ひたち海浜公園
http://www.hitachikaihin.go.jp
[室]